2018年03月23日:平成30年第293回定例会(第9号) 本文
◯議長(熊谷雄一) 商工労働観光エネルギー委員会委員長、二十六番高橋修一議員の登壇を求めます。
◯商工労働観光エネルギー委員会委員長(高橋修一) 商工労働観光エネルギー委員会の審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
当委員会は、去る二十日開催し、本会議より付託されました議案三件について審査の結果、議案第五十六号及び議案第七十四号は多数をもって、議案第七十一号については満場一致をもって原案どおり可決いたしました。
以下、審査の過程における質疑の主なるものについて、その概要を申し上げます。
「青森県量子科学センター条例の改正で使用料が設定される施設、設備はどのような分野に活用が期待されるのか伺いたい」との質疑に対し、「使用料を設定する施設、設備は、革新的ながん治療法であるホウ素中性子捕捉療法に係る研究のためのBNCT装置や実験準備室、粒子励起エックス線分光分析法により、微量の試料にどのような元素がどれだけ含まれるのかを分析するPIXE分析装置などとなっている。このうち、BNCT装置については、動物実験のデータ等をがん治療法の高度化や新たながん診断用の薬剤開発へつなげていくことを目指しており、医学分野での活用が期待される。また、PIXE分析装置については、食品や土器などに含まれる微量成分を高感度で検出することが可能であることから、農林水産業分野や考古学分野での活用が期待されているところである」との答弁がありました。
このほか
一つ、青森県原子力人材育成研究開発推進基金の概要について
一つ、青森県新産業都市建設事業団が現在実施している事業の進捗状況について
等の質疑があり、それぞれ答弁がありました。
以上、審査の概要を申し上げ、報告を終わります。